脚の痛みでお困りの方

ふくらはぎの痛みで困っていませんか?

☑走っているとスネやふくらはぎが痛くなる
☑夜中にふくらはぎがつって痛い
☑中学生になって運動部に入ってから痛くなった
☑長時間歩くと脚が痺れる
☑夜もズキズキふくらはぎが痛い

などの症状を経験したことはありませんか?
ふくらはぎの痛みと言っても原因がさまざまで、その原因によって治療戦略が異なります。
今回はそのふくらはぎの痛みに対して、インソール療法の観点から説明していきます。

 

では、その痛みの原因はなんだろう?

 

①しびれ➡ビリビリしたり感覚が鈍くなったりするのか?
②安静時痛➡足を動かしていない状態でも痛いのか?
③運動時痛➡走ったりジャンプしたり歩いたりして動かすと痛いのか?

ふくらはぎの痛みの原因を3つに大まかに分けます。

 

「しびれ
しびれの原因として、神経に何かしらの問題が起きていないかと考える必要があります。
このようなしびれは、腰部や臀部の神経へ何かしたらの圧迫が起きている可能性があります。
ですので、しびれがある場合は腰に問題がないかレントゲンやMRIなどを行い、精密な検査が必要です。
しびれがある方は、一度そのような検査を受けてみてはどうでしょうか?

 

「安静時痛」

安静時痛の原因として、疲労骨折筋膜の炎症が過剰になっていないか考える必要があります。安静時痛でも痛みが強い場合は骨への負担が過剰になっていることがあります。運動部の中学生や高校生で疲労がたまってきた時に多いです。そのような時には休息が必要になりますが、そのまま過度な運動を続けると骨折による痛みがさらに悪化する可能性があり、運動の制限が出てしまう場合もあるので、スポーツをされている方や学生さんは注意が必要になります。

 

「運動時痛」

運動時痛の原因として、筋膜腱の炎症によるものや筋肉が過剰に緊張している状態によるものが考えられます。みなさんの中では、シンスプリント・アキレス腱炎というケガを聞いたことがありませんか?また、ひどい場合は肉離れなどの筋肉の損傷を起こしてしまうこともあります。
この痛みに関しては、動き方などの特徴がありますので、その方々に合った原因を紐解く必要があります。

しびれと似ているかもしれませんが、長時間歩いていると脚が痛くなる方がいらっしゃいます。そのような状態のことを間欠性跛行と呼びます。これは、腰部脊柱管狭窄症の1つの症状であり、腰が痛みの要因になりますので、判別が必要です。自身の状態に不安を感じるようでしたら一度受診をして原因を診ることも必要かと思います痺れがある、安静にしていても痛みがある場合は他の場所が原因かもしれないです。

 

大きく3つに分けましたが、安静時痛・運動時痛身体の使い方筋肉の硬さ筋力が落ちているなどの要因がありますので、その点を改善していくことが痛みの改善に繋がるかと思います。
しびれに関しては、腰との繋がりが大きいため、下のリンクボタン(神経の痛み)をクリックしてみて下さい。

 

では、インソール療法ではどのような視点で痛みの改善を図っているのかを説明していきたいと思います。

 

その痛みを解決する方法は?

改善するためのポイントとしては、

①動き方の改善
②柔軟性と筋力の改善
③休息(運動量の調節)と栄養補給

 

インソール療法の視点からは、①動き方の改善についてお話させていただきます。
②柔軟性と筋力の改善、③休息と栄養補給については、当院リハビリスタッフが説明させていただきますので、受診時にご相談ください。


インソール療法のポイントとして、体を支えるときにアーチがしっかりと保てること、蹴り出し時に足部が不安定になっていないことを制御できるよう作製していきます。

 

例えば…

この選手の場合、右足で支える時に足首が内側に入り込む動きがみられます。これは、足部のアーチが崩れてしまっています。このような走り方を続けていると、シンスプリントやアキレス腱炎などのケガを引き起こしてしまうことがあります。
このような選手にアーチが崩れないようインソールを作製し、痛みの軽減を図ることがあります。

 

この選手の場合は、蹴り出し時に足首が不安定になることで、アキレス腱に負担がかかってしまいます。また、蹴り出しが不安定になっていることで、膝関節が曲がってしまい、力強い蹴り出しができなくなり動き出しが遅くなりやすいです。
そのため、このようなケースでは、足首の安定が高まるようにインソールを作製し、力強い蹴り出しができているか確認しながらインソールを調節していきます。

 

最後に…

足とは自分の体を支える土台です。樹で言えば根っこの部分です。
根っこがしっかりしていれば立派な幹になり丈夫な樹が育ちます。
それと同じで人間の足もしっかり土台を作ってあげれば強い身体ができあがります。
インソール療法で足部のバランスを整え、痛みの軽減怪我の予防はもちろん、その先のパフォーマンス向上を目指していきます。

インソールを作りたい方は、当院に受診していただき、受付スタッフに「インソールを作りたい」とお伝えください。急な当日でも対応させていただきますので、ご安心ください。

2019年01月29日