膝の痛みでお困りの方

ここでは、膝の痛みについてインソール療法の視点からお伝えできればと思います。
是非、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

 

自分自身に質問してみてください。

みなさんは日常生活の中で、膝の痛みを感じたことはありませんか?
例えば…


☑椅子から立ち上がるときに痛い
☑正座をすると痛い
☑階段の上り下りで痛い
☑しゃがみ込んで立ち上がるときに痛い
☑運動・スポーツをした後に痛い
☑何もしなくてもジンジンと痛い

 

または、病院や整形外科で受診した時に…


☑変形性膝関節症(O脚・X脚)
☑前十字靭帯損傷(ACL損傷)
☑内側側副靭帯損傷(MCL損傷)
☑半月板損傷
☑鵞足炎
☑ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)
☑オスグット・シュラッター氏病(成長痛)
☑ランナー膝
☑ベーカー嚢胞
☑離断性骨軟骨炎

などの病気・怪我を言われたことはないでしょうか?
膝の痛みといっても原因はさまざまで、怪我や病気もたくさんあります。


どうして膝が痛くなるの?

ではなぜ、膝の痛みが生じるのでしょうか?
今回はインソール療法の視点に絞ってお伝えさせていただきます。
理由は大きくわけて、3つあります。
膝関節が異常な動きをしているため
膝関節に通常よりも大きな力が加わっているため
膝関節が素早い動きをしているため

すべてに共通していますが、
人が歩いたり走ったり、階段を昇ったりするときには体重の3-9倍の負担がかかると言われています。
常に我々は膝関節に負担をかけながら生活しています。
つまり、膝関節に大きな負担をさらにかけてしまうと膝関節の靭帯・軟骨・筋肉などに微細損傷を引き起こし、痛みとして脳に信号を送り、生活場面で膝の痛みに気付きます。

では、それぞれの原因についてインソール療法と踏まえて説明します。
①~③の膝関節への異常なストレスを改善するためにインソール療法を実施します。
わかりやすい膝関節の異常な動きを紹介します。
この異常な動きとは…
膝が外側に広がるLateral thrusut”または“膝が内側に入るKnee-in”になります。

 

Lateral thrustでは、膝関節の内側に圧縮ストレスが加わることで、関節軟骨に過大なストレスをかけてしまっています。この関節軟骨が損傷し、炎症を起こし水が溜まったりします。このような動きをしている方がレントゲンを見ると、膝関節の内側に変形や骨棘(骨がとがったもの)が写っていることがあります。
このLateral thrustで多い病気・怪我は、変形性膝関節症になります。

このような患者様に対しては、 当院のインソールでは、膝関節が外側にぶれないよう上半身と股関節の制御を誘導し、真っ直ぐ膝が曲がるように制御させています。

 

もう一方のKnee-inでは、膝関節の内側の靭帯・半月板に大きな捻れストレスをかけてしまいます。イメージしにくいかもしれませんが、膝関節が内側に入るときには、膝関節が不安定な状態になるため、スポーツの現場では非常に怪我のリスクが高い身体の動かし方になっています。特に女性に多いです。
このKnee-inで多い病気・怪我は、前十字靭帯損傷(ACL損傷)・内側側副靭帯損傷(MCL損傷) ・半月板損傷・鵞足炎になります。

イメージしにくいかと思いますので、下の図を参照にしてください。

knee-inの捻じれの動きにより靭帯や半月板に損傷を起こすのが分かるかと思います。

このような患者様に対しては、当院のインソールでは、膝関節が内側にぶれないよう内側足部と股関節・体幹の制御を誘導し、膝の安定性を高めるように制御させています。

また、ケガ予防にもつながりますが、踏ん張り時の膝の安定性が高まることで、下図のようにジャンプ力と空中のバランスも改善することができます。

 

膝関節に対して施行するインソール療法の目的を理解していただけたでしょうか?
当院のインソール療法では、膝関節の痛みの改善するために細かな動きまで見過ごさず、
改善に向けて努力を惜しまず、臨床しています。

みなさんが膝の痛みから解放されるよう日々精進していますので、
気軽に悩みをご相談ください。

 

インソールを作製したいという方は!

当院へ来院していただき、受付スタッフに「インソールを作りたい」と一言下されば、

当日の来院でも作製しますので、ご心配なくご来院ください。
来院時には保険証をお忘れなく気を付けてお越しください。

 

 

 

 

2019年01月21日